栽培者紹介:伊澤貴久
大手証券会社に27年勤めた後、官民ファンドである農林漁業成長産業化支援機構の立ち上げに従事。そこでワイナリービジネスに出会う。かつてより栽培が好きで農業への興味が深く、東京の自宅で胡蝶蘭を20鉢以上育てたり、ヤギを飼う夢を描いていた伊澤は、ワイナリービジネスへの出資をサポートしているうちに、自らその道へ進むことを志す。
2013年8月に長野県の立科町へ移住。立科町農業振興公社の手伝い、ワイナリーでの研修をしながら、半年強後の2014年春から自分の圃場でワインぶどう栽培を開始。できる限り畑を見回り、1本1本の樹の状態を把握しながら自然に近い栽培を目指している。
Le Coteau des Chevrettesのあゆみ
2013年8月
伊澤貴久が立科町へ移住、茂田井にぶどう用農地を確保。かつてはぶどう団地と呼ばれていた茂田井の丘ですが、既に大半が放棄され、完全なる荒地となっていました。ぶどう棚が残る畑を自分たちで雑草を刈り、最後は業者に整地を依頼して開墾しました
2014年5月
移住から半年強の2014年5月、初めてのワイン用ぶどう苗木の定植を行いました。当時はまだぶどう栽培は手探り状態で、地元の方々や東京からの友人に手伝ってもらいながら、約700本を定植しました。その後毎年4~5月に少しずつ本数を増やしています
2016年9月
3-4年目のぶどう(ソーヴィニョン・ブラン)を初めて収穫し、東御市のアルカンヴィーニュにて委託醸造を行いました
2017年7月
夢の初ヴィンテージリリース
2017年9月、10月
ソーヴィニョン・ブラン(4-5年目)、シャルドネ(3年目)、メルロー(3年目)、カベルネ・ソーヴィニョン(4年目)を収穫し、東御市のアルカンヴィーニュにて委託醸造を行いました。メルローとカベルネ・ソーヴィニョンは混醸する予定です。来年のリリースをお楽しみに!
畑MAP
主な栽培品種
- カベルネ・ソーヴィニョン(Cabernet Sauvignon)
- 赤ワイン用ぶどう。こちらもLe Coteau des Chevrettesが2014年に初めて植えた品種の1つです。初年度は生育状態があまり良くなく、2015年に南側斜面に植え替えを行いました。約350本を育てています。
圃場:カラマツ(2014年)
- ソーヴィニョン・ブラン(Sauvignon Blanc)
- 白ワイン用ぶどう。Le Coteau des Chevrettesでは2014年に初めて植えた品種の1つです。現在は立科町が2013年より育てていた畑も引き継いで、約750本を育てています。
圃場:ソバ(2014年)、池横(2013年)
- シャルドネ(Chardonnay)
- 白ワイン用ぶどう。2015年より少しずつ植えています。現在約400本を育てています。
圃場:モミジ(2015年、2016年)
- メルロー(Merlot)
- 赤ワイン用ぶどう。2015年、2016年、2017年に植え付けを行いました。日本の気候でも育てやすい品種と言われています。現在約700本を育てています。
圃場:クルミ(2015年)、里(2016年、2017年)
- カベルネ・フラン(Cabernet Franc)
- 赤ワイン用ぶどう。ボルドー右岸タイプのブレンドを目指し、2016年にカベルネ・フランにも挑戦することにしました。現在約350本を育てています。
圃場:里(2016年、2017年)